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指の関節の曲 英語で“The Knuckle Song”というピアノ曲があります.“knuckle”とは握りこぶしの指の関節の部分のことです.直訳すると「指の関節の曲」というようなことになります. 伝承曲なので,人によって少しメロディーが違うこともありますが,典型的なメロディーはこのようなものです. The Knuckle Song曲はこの後も続きますし,前奏が付いていることも多いですが,この曲の大きな特徴はこの楽譜の部分にあります.〔A〕や〔B〕の音型を,指先ではなくこぶしを使って弾くのです. 〔A〕や〔B〕の初めの 3 つの音は,ピアノで黒鍵が 3 つ並んでいるところ(〔3〕〜〔5〕)の音です. 〔A〕の箇所を弾くときは,右手を握って,人差し指のあたりで〔3〕のキーを押します.そして,そのままこぶしを右にひねって〔4〕,〔5〕のキーを押します.鍵盤の上でこぶしをころがすような感じです.最後に小指のあたりで〔6〕のキーを押します. 〔B〕の箇所を弾くときは,逆に小指のあたりで〔5〕のキーを押し,こぶしを左にひねって〔4〕,〔3〕のキーを押し,最後に人差し指のあたりで〔2〕のキーを押します. この曲は,日本では(少なくともこのページを書いている時点では)あまり馴染みが無いようです. 「猫ふんじゃった」の数ある編曲の中に,このメロディーを取り込んだものを見かけることがあります. |