FLAC − Flash コンバータ Flash の説明
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このプログラムは FLAC 形式のオーディオ ファイルを Flash 形式に変換するものです.(略して「ふらふら」)
なぜこんな訳のわからないものを作ったかということについては,説明が必要でしょう.
「遊び部屋 Annex」に「FLAC プレイヤー」おもちゃがあります.「FLAC プレイヤー」では Sound クラスの動的サウンド生成の機能を用いて音を出していますが,音を出す部分について別の方法を試してみたのがきっかけです.その方法とは次のようなものです.
FLAC をデコードして PCM データを取り出したら,まず,それをサウンドとして埋め込んだ Flash ムービーを生成します.次にそのムービーをロードします.すると,ムービーが再生されて,そこに埋め込んだサウンドが再生されます.
少々回りくどい方法ですが,動的サウンド生成機能に比べて以下のようなメリットがあります.
とりあえず「FLAC プレイヤー」の音を出す部分をこの機能に置き換えたものを作ってみたところ,再生はうまくできましたが,ひとつ問題がありました.再生ボタンをクリックしてから実際に再生が始まるまでの時間が長いのです.
動的サウンド生成機能では,サウンドを生成しながら再生するので,FLAC をデコードしながら順次再生できるのですが,この方法を使う場合は,最初に FLAC を全部デコードしてムービーを生成してから再生を始めることになります.そのため,FLAC のデコードがすべて完了するまで再生を行えません.
サウンド データ全体をひとつのムービーにするのではなく,小さいブロックに分割してムービーを生成し,それを順次再生することはできるかも知れませんが,その場合ブロックのつなぎ目がきれいにつながらないのではないかと思います.試してはいませんが,ブロックとブロックの間で少し間が空いたり,ノイズが入ったりしそうな気がします.

そこで,プレイヤーという形はやめて,FLAC を Flash に変換するコンバータという形にしてみました.変換時には少し時間が掛かりますが,変換した Flash を保存しておけば,ブラウザや Flash 対応プレイヤーで聴くことができます.
「そんな面倒なことをしなくても,FLAC 対応プレイヤーで聴けばいいじゃないか」と言われそうですが,それは「FLAC プレイヤー」おもちゃについても同じことで,あくまでもこれは「お遊び」であるとご理解ください.

このプログラムの使い方は次のようになります.
まず「開く」をクリックして FLAC ファイルを選択します.次に「デコード」をクリックして FLAC をデコードします.デコードが完了したら,再生ボタンをクリックして再生するか,「非圧縮 SWF 保存」,「圧縮 SWF 保存」,「FLV 保存」の何れかをクリックして,該当する形式に変換したファイルを保存します.
「非圧縮 SWF 保存」,「圧縮 SWF 保存」,「FLV 保存」で保存されるファイルは以下のようなものです.


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