閑話休題 (←前のページに戻るボタンです)

● オーボエはどれ位長く音を出し続けられる?

ひとつ前の話で,金管楽器で同時に三つの音を出すビックリ人間 … じゃなかった,器用な人について書きましたが,器用な人の話をもうひとつ.

それは昔テレビで見たオーボエ奏者で,その人はとても長く音を出せる人だと紹介されて実際に吹き始めたのですが,いつまでたっても音が止まりません.実はいくらでも好きなだけ音を出し続けることができるそうなのです.
元々オーボエという楽器は比較的少ない息で音を出せるため,長く音を出すのは得意なのだそうです.とはいっても限度があります.一体どうやっているのかという質問にその人は,息を鼻から吸いながら口から出しているのでいつまででも吹き続けられるのだと答えていました.なるほど,そうか! (オイオイ,納得するな!)

吸いながら吹くとはまるで人間バグパイプだ.しかしバグパイプのバッグは空気の入り口と出口が別だが,人間の場合はいくら鼻と口が別れているといっても奥の方ではつながっているのだし,気道はひとつしかありません.吸いながら吹くなどということが本当にできるのでしょうか?

人間,呼吸をしなければ死んでしまう訳ですから,肺では空気を出し入れしているはずです.だから気道のところでも空気は出たり入ったりしているはずです.私の推測では,肺から断続的に出てくる空気を口の方に送り,口の中の空間に一旦溜めて少しずつ出すような感じで,うまく途切れないように口から空気を出し続けているのではないかと思うのですが,みなさんはどう思いますか?

私はオーボエを吹いたことはないので判りませんが,そう簡単にできることではないと思います.やはりこの人もかなり器用な人に違いありません.
暇でしょうがないオーボエ吹きの方は一度試してみては如何?

追記

これは「循環呼吸法」と呼ばれるものだということが判りました.オーボエ以外にもクラリネットやサキソフォン,フルートなど,また金管楽器でもやっている人がいるそうです.
やり方はやはり,口の中の空気で音を出している間に素早く鼻から息を吸うということだそうです.