トーン ダイアラー 使い方
戻る


このプログラムは,MIDI を使って簡易的にダイアル トーン(DTMF 信号)を発生するものです.
MIDI を使う関係で,タイミングや周波数の精度など必ずしも DTMF の規格を満たす信号を作れるとは限りません.特に,後述のように“Recorder”の音色を使う場合は,大分規格から外れた音になると思われます.使用する音源によっても発生する音は異なります.あくまでもこれは簡易的なものです.

使い方は,ダイアルする番号を「番号」に入力して「ダイアル」をクリックします.
番号に指定できる文字は‘0’〜‘9’,‘*’,‘#’,‘A’〜‘D’,‘,’(コンマ)です.
‘,’以外は,その文字に対応するトーンを発生させます.‘,’は約 2 秒の間隔を置きます.これ以外の文字は単に無視されます.

MIDI に関しては,MIDI の標準規格である GM(General MIDI)規格,またはその拡張である GM2(General MIDI Level 2)規格に従っています.
DTMF 信号を作るためには正弦波を出力する必要がありますが,GM 規格の音色には正弦波がありません.そのため,正弦波に比較的近いと思われる“Recorder”の音色で代用しています.
GM2 規格では“Lead 1b”という音色が正弦波ということになっていますので,GM2 対応の音源を使う場合は“Lead 1b”を使えば,より DTMF 規格に近い音が出るはずです.
「音色」で“Recorder”と“Lead 1b”のどちらの音色を使うかを選択します.ご使用の音源が GM2 対応の場合は“Lead 1b”を,非対応の場合は“Recorder”を選択してください.(GM2 対応音源でも“Recorder”音色は使えますが,逆に GM2 非対応音源で“Lead 1b”を選択した場合は違う音になります.)

MIDI を使いますので,ブラウザで直接音を出すためにはブラウザ自体が MIDI を再生する機能を内蔵しているか,MIDI 用のプラグインをインストールしてある必要があります.
ブラウザ自体でなく外部アプリケーションで MIDI を再生するように設定してあれば,そのようになりますし,それもない場合は,ディスクなどに保存した後 MIDI プレイヤーなどで再生することができます.
ただし,私がテストした Netscape 6 では,ブラウザ自体で再生するように設定(プラグイン使用)した場合はうまく動作しましたが,それ以外ではエラーが発生して再生/保存できませんでした.Netscape 7,Opera 8,Firefox 1.5 では,上記のように動作しました.